陸上 伊藤達彦が東京五輪内定 男子10000メートル

東京オリンピックの代表選考を兼ねた陸上10000メートルの日本選手権が静岡県で行われ、男子では伊藤達彦選手が優勝し初めてのオリンピック代表に内定しました。

東京オリンピックの代表選考を兼ねた陸上10000メートルの日本選手権は静岡県袋井市で開かれました。

男女ともに出場枠は残り最大2人で、日本陸連は今回のレースで3位以内に入り、オリンピックの参加標準記録を突破することを条件としています。

このうち男子は序盤からオープン参加の外国人選手2人が引っ張る形となり、長い集団でレースが進みました。6000メートルを過ぎたあと、駒沢大の2人の選手と伊藤選手の3人が抜けだして終盤まで集団でレースを続け、残り1000メートルを切ったところで伊藤選手がスパートをかけてそのまま優勝しました。

伊藤選手は去年12月にオリンピックの参加標準記録を突破していて、日本選手権で優勝したことで日本陸連が定めた代表内定の基準を満たし、初めてのオリンピック代表に内定しました。優勝タイムは27分33秒38でした。

2位は駒沢大の田澤廉選手でしたが、参加標準記録を突破できず代表内定には届きませんでした。
3位は同じ駒沢大の鈴木芽吹選手でした。

伊藤「優勝しかねらっていなかった」

伊藤達彦選手は「優勝しか狙っていなかった。地元の静岡でたくさんの応援の中で代表になることができて本当にうれしい。地元でのレースということでプレッシャーも感じていたが、皆さんのおかげで走ることができた」と会場のファンに感謝のことばを述べました。

伊藤選手は1月に足を疲労骨折し、2か月間走れなかったということで「自分のなかでは正直、諦めていたところもあったがまわりのサポートのおかげで克服できた」と話し「東京オリンピックも応援よろしくお願いします」と呼びかけていました。

伊藤達彦とは

伊藤達彦選手は静岡県出身の23歳。東京国際大学に進学後、駅伝で活躍しました。

4年生の時は全日本大学駅伝で区間賞、箱根駅伝ではエースが集まる2区で区間2位のタイムをマークし注目を集めました。

実業団に進んだあとは去年12月の日本選手権の10000メートルで、優勝してオリンピック代表に内定した相澤晃選手と終盤まで競り合い2位に入りました。

この時マークした27分25秒73は従来の日本記録を切る日本歴代2位の記録で、オリンピックの参加標準記録を満たしていました。