日米外相が会談 中国や北朝鮮対応などで結束を確認か

茂木外務大臣は訪問先のイギリスでアメリカのブリンケン国務長官と会談し「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて日米同盟を一層強化し、中国や北朝鮮への対応をはじめとした諸課題に日米で結束して対処していく方針を確認しました。

イギリスのロンドンを訪れている茂木外務大臣はG7=主要7か国の外相会合が開幕するのに先立って、日本時間の3日夕方、アメリカのブリンケン国務長官と40分余り会談しました。
この中で、両外相は、先の日米首脳会談の結果も踏まえ、「自由で開かれた
インド太平洋」の実現に向けて日米同盟をいっそう強化し、直面する諸課題に日米で結束して対処していく方針を確認しました。

そして中国への対応をめぐって意見を交わし、東シナ海や南シナ海における
一方的な現状変更の試みに強く反対するとともに、新疆ウイグル自治区の人権状況に対する深刻な懸念を改めて共有しました。

また、台湾海峡の平和と安定が重要だという認識で一致したほか、中国の経済的な台頭を踏まえ、価値観を共有する国々でサプライチェーンを構築していく必要性についても確認しました。

一方、ブリンケン国務長官はアメリカが見直しを終えた対北朝鮮政策について詳細を説明し、これを受け両外相は、国連の安保理決議に沿って、北朝鮮の完全な非核化が実現するよう、日米で緊密に連携していくことを確認しました。

また両外相は、ミャンマー情勢についても協議しミャンマー国軍に対し暴力の停止などを引き続き求めるとともに、ASEAN=東南アジア諸国連合との連携も強化していく方針を確認しました。

米国務省が声明「朝鮮半島非核化へ日米韓3か国が協力し対処」

日米外相会談についてアメリカ国務省は声明を発表し、両外相はインド太平洋地域と世界の平和と繁栄を促進するため日米同盟の重要性を強調したとしています。

また「新型コロナウイルスや気候変動など、世界的な脅威に対処するための日米の協力の重要性を強調するとともに、自由で開かれた法に基づく国際秩序を推進していく」としています。

さらに北朝鮮情勢をめぐり「両外相は核・ミサイル開発に対する懸念を共有し、朝鮮半島の非核化に向けて、日米韓3か国の協力を通じて対処していくことを再確認した」としたうえで、ブリンケン長官は拉致問題の即時解決に向けたアメリカの関与を改めて表明したということです。

両外相はミャンマー情勢をめぐっても、民政の復帰と、軍の責任を問うことが一刻も早く必要であるとの認識で一致したということです。