飛び込み 14歳 玉井陸斗が東京オリンピック内定

東京オリンピックの最終予選とテスト大会を兼ねた飛び込みのワールドカップ、男子高飛び込みで14歳の玉井陸斗選手が準決勝で9位に入り、オリンピック代表に内定しました。

飛び込みのワールドカップはオリンピック会場となる東京 江東区の東京アクアティクスセンターで日本を含む46か国の選手が参加しています。

大会3日目の3日は、男女合わせて2種目が行われました。

日本水泳連盟では飛び込みの個人種目についてはこの大会で準決勝に進み18位以内を確定させることを東京オリンピック代表内定の条件としています。男子高飛び込みでは、玉井選手が、予選を15位で通過しました。準決勝に進んだ玉井選手は3本目までは予選でのミスを修正して、いずれも予選より高い得点をマークしました。

その後の演技では苦手とする後ろ向きに入水する技などでミスもありましたが、最後の6本目は後ろ向きに飛んでひねりながら後方に2回半回転する大技「5255B」を決めました。
この結果、玉井選手は準決勝で予選より16点余り高い421.30で9位に入り、東京オリンピック代表に内定しました。

また、この種目では20歳の西田玲雄選手も18位で予選を通過し準決勝に進んで、玉井選手とともに初めてのオリンピック出場を決めています。

このほか、女子の板飛び込みでは榎本遼香選手が準決勝で6位に入り、代表に内定しました。

玉井「自分の満足いく演技を本番の舞台でも」

玉井選手はオリンピック代表内定を確実にする予選通過を決めた6本目の演技を振り返り「最後の1本は追い詰められていたのでしっかり集中できた。それまでは緊張して足が震えてしまいジャンプしてもジャンプしきれていない感覚だった」と話していました。

目標としてきた東京オリンピックについては「延期でモチベーションを保つのが難しかったが、基礎がしっかりできるようになり、調子も上がってきた。自分の満足いく演技を本番の舞台でしたい」と意気込みを示しました。

玉井選手を指導する馬淵崇英コーチは「こんなに緊張したことがないくらい緊張していたのでホッとした。思い切った演技ができていなかったので、あすの決勝に向けて気持ちを新たに修正することが大切だ」と話していました。

玉井陸斗とは

玉井陸斗選手は、兵庫県出身の14歳、中学3年です。3歳で水泳を始め、小学1年の時に参加した飛び込み教室で競技の魅力を知り飛び込みを始めると、多くのオリンピック選手を育てた馬淵崇英コーチのもとで、空中での素早い回転や正確な入水技術を学びました。

そして、13歳で日本選手権の高飛び込みで史上最年少優勝を果たすなど、さまざまな記録を作ってきました。この2年ほどの間に身長は10センチ以上伸びて1メートル55センチに体重も15キロほど増えて51キロになったということです。

体の成長で筋肉がつくと回転のキレが鈍くなりがちですが、玉井選手は、胸や背中などの上半身の筋力強化を図りながら、ジャンプ力もアップし難しい技をこれまでより余裕を持ってこなせるようになったといいます。
オリンピックでの目標はメダル獲得です。

西田玲雄とは

西田玲雄選手は、大阪市出身の20歳。もともと競泳をしていましたが、小学2年の時に参加した教室で競技の魅力を知り、飛び込みを始めました。

水しぶきが上がらないきれいな入水と空中感覚のよさが持ち味で、日本室内選手権やインターハイでも優勝してきた若手のホープです。玉井陸斗選手とは、一緒のプールで練習をすることもあり、ライバルとしてともに初めてのオリンピックで活躍を誓います。

西田選手は「思いどおりの演技ができなかったのでこれから修正していきたい。このままの実力だとオリンピックで結果を出せないと思うので頑張りたい」と話していました。