兵庫県 新型コロナ 2人死亡 344人の感染確認 月曜日最多

兵庫県は3日、県内で344人が新型コロナウイルスに感染したことが新たに確認されたと発表しました。県内で月曜日に発表された感染者数としてはこれまでで最も多くなりました。
また、兵庫県は2日、感染が確認されたと発表した2人について、ほかの自治体が発表していた感染者と重複していたとして取り下げました。兵庫県内の感染者は合わせて3万2923人となりました。

兵庫県は3日、新型コロナウイルスに感染していた2人の死亡が確認されたと発表しました。
兵庫県内で感染して亡くなった人は704人となりました。

神戸市では入院調整中の80代男性が死亡

神戸市は3日新型コロナウイルスに感染し、入院調整のため自宅で待機していた80歳以上の男性が死亡したと発表しました。

市によりますと、男性は1人暮らしで、先月27日に39度台の発熱とせきなどの症状を訴えて病院で受診し、30日に再び受診した際に感染が確認されました。

男性は入院の必要はないと判断され、市内の自宅で療養することになり、保健所が健康確認のため、電話でのやりとりを続けていました。

しかし2日、血液中の酸素の値が重症にあたる86%に低下し、神戸市が入院調整を始めましたが、3日朝になって連絡が取れなくなり、自宅を訪れた家族が亡くなっているのを見つけたということです。

市によりますと、入院調整のため自宅に待機して亡くなった人は4人目です。

神戸市では3日現在、入院が必要にも関わらず入院できていない患者が1874人いる一方で、確保している病床は9割程度が埋まっていて、重症者用の病床はほぼ満床の状態だということです。

神戸市の花田裕之健康局長は「医療体制は危機的だ。自宅で亡くなる方が今後も何人も出かねない状況で、対策は取っていくが、この感染状況では、自宅で亡くなる方を無くすと言える状況ではない」と危機感をあらわにしました。