アジア系住民への暴力相次ぎ警察が護身術講習会 ニューヨーク

アメリカでアジア系の住民に対する差別や暴力事件が相次いでいることを受けて、ニューヨークの警察は住民を対象にした護身術の講習会を開きました。

アメリカ・ニューヨークにある格闘技の道場では2日、地元の警察の呼びかけで護身術の講習会が開かれ、アジア系の住民30人が不審者に襲われたときの対処法を学びました。

参加者たちは2人1組になって、殴りかかってくる相手への防御や、首をつかまれたときにみずからの体をひねって相手の腕を振り払う方法などを教わりました。

参加した45歳の女性は「今はいつどこで何が起こるか分からず、不安を感じています。万が一に備えて護身術を学んでおこうと思いました」と話していました。
ニューヨーク市警でヘイトクライムの捜査を担当する警察官は「新型コロナウイルスの感染が拡大してからアジア系の住民が被害者となるヘイトクライムが相次いでいます。周囲にしっかりと注意を払い、危険を避けるとともに、いざというときにみずからの身を守る方法を知っておくことが大切です」と話していました。

ニューヨーク市内では、ことし1月から先月までの間にアジア系の住民が被害にあったヘイトクライムが68件にのぼり、去年の同じ時期に比べて、50件余り増えています。