最高裁長官「裁判官は広い視野を」憲法記念日にあわせ会見

最高裁判所の大谷直人長官は、憲法記念日にあわせた会見で、同性婚や夫婦別姓など、家族の在り方に深く関わり、重要な憲法判断が求められる裁判が増えていることについて、「裁判官は新たな社会的な問題に対して、広い視野をもって対立する主張に耳を傾けることが求められている」と述べました。

最高裁判所の大谷直人長官は、憲法記念日にあわせて記者会見を開きました。

この中で、同性婚や夫婦別姓をめぐる裁判が全国各地で起こされていることについて、大谷長官は「個別の件については言及を控えたい」としたうえで、「国民の価値観や家族観の多様化にともなって、同性婚や夫婦別姓を含め、家族をめぐる複雑困難な裁判や審判が増えている。裁判官は、新たな社会的な問題に対して、広い視野をもって対立する主張に耳を傾け、適切に判断することが求められている」と述べました。

そのうえで「裁判官は日々の仕事や生活などで主体的かつ自律的に見識を高めることが重要だ。裁判所としても研修の環境を整えていくべきだと考えている」と述べました。