プレジャーボートなどからの転落死 6割がライフジャケットなし

小型船に乗る人にライフジャケットの着用が義務づけられたこの3年余りに、プレジャーボートなどから海に転落して死亡した人の6割が、ライフジャケットを着用していなかったことが分かりました。ほとんどが釣り人で、海上保安庁は、海のレジャーが盛んになるこれから着用の徹底を呼びかけています。

国は、操縦に免許が必要なすべての小型船の船長に乗船する人にライフジャケットを着用させるよう、2018年2月から義務づけています。

義務化以降この3年余りに、国の運輸安全委員会が公表したプレジャーボートと遊漁船の事故調査報告書をNHKが分析したところ、衝突などを除いて、海に転落して死亡した人はほとんどが釣り人で、60歳代以上が18人、60歳未満が7人で合わせて25人でした。

このうち、6割にのぼる少なくとも15人はライフジャケットを着用していなかったことが分かりました。義務化されても着用が徹底されていない実態が浮き彫りになっています。

また、着用して死亡した人のうち3人のケースでは、膨らませるボンベが外れるなどライフジャケットに何らかの問題があったことも分かりました。

海上保安庁は新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、密を回避できるとして釣りなど海のレジャー活動が活発になるとみていて、ライフジャケットの着用の徹底や適切な管理を呼びかけています。