女子シンクロ高飛び込み 板橋・荒井ペアは7位 飛び込みW杯

東京オリンピックの最終予選とテスト大会をかねた飛び込みのワールドカップは大会2日目の競技が行われ、女子シンクロ高飛び込みの決勝で板橋美波選手と荒井祭里選手のペアが7位に入り、代表内定に前進しました。

飛び込みのワールドカップは、オリンピック会場となる東京 江東区の東京アクアティクスセンターで1日開幕し、日本を含む46か国の選手が参加しています。

大会2日目の2日は男女合わせて2種目が行われ、このうち女子シンクロ高飛び込みでは、板橋選手と荒井選手のペアが全体7位で予選を通過しました。

試合前の練習から調子がよかったという2人は決勝で前半3本の演技を終えて暫定6位につけていましたが、4本目の前向きに3回半回転する得意の「107B」で入水が大きく乱れ、難易率が最も高い最後の5本目も決められず281.58で7位でした。

優勝はカナダのペアで得点は305.94でした。

オリンピックで飛び込みのシンクロ種目は国と地域から合わせて8組が出場しますが、日本は開催国枠があるため、日本水泳連盟では今大会の結果を踏まえて今月中にも代表内定を判断する方針です。

板橋選手と荒井選手のペアは決勝に進み7位と一定の結果を残したことから内定に前進しました。

一方、男子シンクロ板飛び込みはすでに代表に内定している寺内健選手と坂井丞選手のペアがエントリーしていましたが、坂井選手がのどの痛みを訴えたため棄権しました。

日本水泳連盟によりますと2日午前7時ごろに会場に着いた坂井選手は、新型コロナウイルスの抗原検査を受けて陰性でしたが、へんとう炎と診断され大事をとってホテルに戻ったということです。

坂井選手はこれまで4回受けた検査でいずれも陰性で、大会の棄権後に改めて行ったPCR検査でも陰性が確認されました。

板橋・荒井「これが今の実力」

女子シンクロ高飛び込み決勝で7位だった板橋美波選手と荒井祭里選手のペアは一定の結果を残し代表内定に前進したものの、目標とした得点と表彰台に届かず不満の残る演技となりました。

板橋選手はリオデジャネイロオリンピックで個人の8位入賞を果たした後、疲労骨折した足の手術で思うような演技ができない時期が続き、現在も以前の6割程度しか調子は戻っていないということです。

板橋選手は「4本目の演技は自信があったので絶対に決めようと気負いすぎた。メダルをねらっての7位には悔しさしかないが、これが今の自分たちの実力。もっとレベルを上げていかないといけない」と演技を振り返りました。

そのうえでけがからの復帰について聞かれると「失ったものもたくさんあるが、それ以上に新しく得たものもあるので手術前の自分より強くなっていけたらと思う」と涙をこらえながら話していました。

ペアを組む荒井選手は「4本目は自分の回転が足りなかった分、5本目は回転しすぎたのでずっと同じ気持ちで飛べるようになおさないといけない。オリンピックでは決勝の5本の演技だけなので1本1本を大事に2人で最高の演技をしたい」と前を向いていました。