緊急事態宣言下の東京都 879人感染確認 1人死亡 新型コロナ

東京都内では2日、新たに879人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。2日までの7日間平均は3か月前のことし2月以来800人を超え、増加が続いています。都の担当者は「陽性者の中には複数人で会食をしたケースがある。拡大を広げないためには外食や外出は必要最低限にしてほしい」と話しています。

東京都は2日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて879人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

日曜日に800人を超えるのはことし1月24日以来です。

先週の日曜日からは244人増えています。

また、2日までの7日間平均は833.1人で前の週の114.6%となりました。

7日間平均が800人を超えるのは3か月前の2月1日以来です。

都の担当者は「きのうに比べれば減ったが、日曜日で800人は非常に多い数だ。増加傾向には変わりはない。きょうの陽性者の中にも、複数人で会食したケースや友達と焼き肉を食べに行ったケースがある。特に、連休明けなどに大きな数字が出てくる可能性があり、拡大を広げないため外出や外食を必要最低限にしてほしい」と話しています。

879人の年代別は、
▼10歳未満が46人、
▼10代が68人、
▼20代が233人、
▼30代が162人、
▼40代が133人、
▼50代が110人、
▼60代が54人、
▼70代が45人、
▼80代が22人、
▼90代が6人です。

20代と30代を合わせると395人で、全体のおよそ45%を占めています。

879人のうち、およそ55%にあたる481人はこれまでのところ感染経路がわかっていません。

また、インドに渡航歴のある30代の男性の感染が確認されました。

都は、インドで感染が爆発的に拡大していることから、どの変異ウイルスか今後、検体を調べるということです。

一方、感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は、
▼「家庭内」が263人と最も多く、
次いで▼「職場内」が48人、
▼「施設内」が23人、
▼「会食」が20人などとなっています。

これで都内で感染が確認されたのは14万1005人になりました。

2日時点で入院している人は1日より1人減って2017人となり、「現在確保している病床に占める割合」は36.1%です。

都の基準で集計した2日時点の重症の患者は1日と同じ63人で、重症患者用の病床の16.9%を使用しています。

また、都は、感染が確認された70代の男性が死亡したことを明らかにしました。

男性は、家庭内で感染したということです。

これで都内で死亡した人は合わせて1898人になりました。