連休中も医療従事者にワクチン接種 集団接種に備え 東京 目黒

東京 目黒区では、大型連休明けから高齢者への新型コロナウイルスのワクチン接種が始まるのを前に、連休中も医療従事者を対象にしたワクチンの接種が行われています。

目黒区では大型連休明けの5月6日から高齢者への集団接種を始める予定で、それまでに担い手となる医療従事者などに1回目の接種を終えてもらう計画です。

このため、区の医師会や薬剤師会は、連休を返上して接種を続けていて、2日は区役所に設けられた会場でおよそ350人を対象に接種が行われています。

会場では予約した医療従事者や消防職員が次々に訪れ、接種を受けていました。

目黒区では区独自に予約のシステムを設けたことで接種が迅速に進んでいるとしていて、5月5日までに対象の医療従事者と救命の処置などを行う消防職員の合わせておよそ3700人が1回目の接種を終える予定だということです。

目黒区医師会の渡邊英章副会長は「こういうときのためにわれわれがいると思って地区の医師会と薬剤師会が団結してやっている。一刻も早く多くの人に接種を受けてもらい、収束のめどがたってほしい」と話していました。