北朝鮮「自衛権の侵害」と批判 核開発で米大統領の施政方針

北朝鮮は、アメリカのバイデン大統領が施政方針を示す演説で、北朝鮮の核開発が「深刻な脅威をもたらす」と述べたことについて「われわれの自衛権に対する侵害だ。非常に大きな失敗をした」と批判し、相応の措置を講じざるをえないとけん制しました。

アメリカのバイデン大統領は、4月、就任から100日になるのに合わせて施政方針を示す初めての演説を行い、北朝鮮の核開発について「アメリカと世界の安全保障に深刻な脅威をもたらす」と述べました。

これについて、北朝鮮外務省でアメリカを担当するクォン・ジョングン局長は、2日朝、北朝鮮国営の朝鮮中央通信を通じて談話を発表しました。

クォン局長は談話の中で「われわれを核で脅してきたアメリカが、われわれの自衛的な抑止力をののしること自体が、自衛権に対する侵害だ」と反発しました。

そのうえで、バイデン大統領に対して「非常に大きな失敗をした」と批判したうえで「われわれに対するアメリカの新たな政策の根幹が明らかになった以上、それに相応する措置を講じざるをえず、アメリカは深刻な状況に直面することになるだろう」とけん制しました。

一方、アメリカ国務省の報道官が、4月、北朝鮮が新型コロナウイルス対策と称して中国との国境地域で銃殺を含む厳しい措置をとっていると非難したことについて、北朝鮮外務省の報道官は談話を発表し「国家主権に対する侵害だ。われわれの最高尊厳を冒とくすることは全面対決を準備しているというシグナルになる。必ず後悔することになるだろう」と反発しました。