新型コロナ 大阪で過去最多 関西各府県“感染対策徹底を”

関西2府4県で1日、発表された新型コロナウイルスの新たな感染者は2137人と過去2番目に多くなりました。医療提供体制が危機的な状況の大阪では過去最多の感染者が確認され、各府県は、感染対策の徹底などを強く呼びかけています。

関西2府4県で、1日、発表された新たな感染者は、大阪が1262人、兵庫が539人、京都が158人、奈良が94人、滋賀が60人、和歌山が24人の合わせて2137人で、過去2番目に多くなりました。

このうち大阪では、1日に確認された感染者数としては過去最多となったほか、京都では2番目に、滋賀では3番目に多くなりました。

また、大阪で41人、兵庫で13人、奈良で1人の、合わせて55人の死亡が確認され、大阪と兵庫では1日に発表された人数としては2番目に多くなりました。

大阪で死亡した41人のうち、31人は先月30日までの3日間に亡くなり、2人は自宅で死亡したということです。

大阪では、1日の時点で重症患者用の病床の運用率が98.3%となっているほか、これとは別に61人が大阪府の要請に基づいて軽症・中等症の患者用の病床で治療を受けるなど医療提供体制が危機的な状況になっています。

大阪、兵庫、京都の3府県に緊急事態宣言が出されるなか、各府県は、感染対策の徹底や不要不急の外出の自粛などを強く呼びかけています。