社会

東京の病院「大阪のようになる可能性も」病床ひっ迫に危機感

大型連休中も新型コロナウイルスの患者を受け入れている東京都内の医療機関では病床のひっ迫が深刻化しています。中等症の患者を受け入れている病院からは「東京も大阪のようになる可能性がある」と危惧する声が上がっています。
東京 昭島市にある東京西徳洲会病院は、去年4月から主に中等症や軽症の新型コロナの患者を受け入れてきました。

専用の病床は当初5床でしたが、患者の増加を受けて現在は24床まで増やしていて、使用率は去年の年末以降、80%前後に上っています。

職員が限られる中でこれ以上の対応は難しく、今の受け入れがぎりぎりの状態だと言います。

また、この病院では去年9月から発熱外来も設けています。

ことし2月から3月は患者が1日あたり10人から20人ほどで推移していましたが、4月以降は30人前後に増えていて、対応する職員の負担も大きくなっているということです。

病院長「今の状態が最大限 知恵を出し合い乗り切るしか」

渡部和巨院長は「病床使用率が9割になると、ほかの患者を断らなくてはいけない状況になってしまうので、8割前後で入退院がなんとか回る今の状態が最大限だと思います。職員も自宅と病院の往復だけでこの1年間を過ごしてきて、みんなストレスがたまっているのは間違いないです」と話しています。

さらなる感染拡大やそれにともなう症状の重い患者が増えていくことに危機感を持っていますが、医療現場として対応していくしかないと強調しています。

渡部院長は「東京の医療現場もこれから大阪のようになる可能性は十分危惧しています。職員が急に増える訳でもありませんし、一般診療へのしわ寄せも当然出てくると思います。私たちはとにかく対応するしかないので、みんなで知恵を出し合って乗り切るしかないと考えていますしそういう覚悟でいます」と話していました。

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