日本ハム 選手ら7人 新型コロナ感染 あすの西武戦 中止に

プロ野球・日本ハムは新型コロナウイルスのPCR検査をチーム全員に行った結果、先月30日の3人の選手に加えて新たに4人の選手など7人が陽性と判定されたと発表しました。このため、2日、札幌ドームで予定されていた日本ハム対西武の試合が中止となりました。

日本ハムによりますと新たに陽性と判定されたのはロニー・ロドリゲス選手、高濱祐仁選手、今川優馬選手、郡拓也選手、それに飯山裕志内野守備コーチとチームスタッフ2人の合わせて7人です。

いずれも発熱や体調不良などの症状はないということです。

球団は保健所と今後の対応を協議する必要があるなどとして、2日、札幌ドームで予定していた西武との試合を中止することを決めました。

また、選手の行動履歴やチーム内の接触状況を確認するなど今後、保健所の調査に協力するとしています。

日本ハムでは先月30日、主力の西川遥輝選手など3人の選手の新型コロナウイルス感染が判明しました。

そして淺間大基選手は濃厚接触者と判断されました。

また新たに陽性と判定された選手もきょうの西武戦のメンバーから外れたため、ベンチ入りした選手は通常より4人少ない22人となっていました。

川村球団社長「苦渋の決断 理解を」

日本ハムの川村浩二球団社長は「1軍で新型コロナウイルスの陽性者が多数発生し、多大なるご心配とご迷惑をおかけしたことを大変申し訳なく思っております。2日の試合は安心安全の確保を最優先に考え中止せざるをえないと判断しました。苦渋の決断をどうかご理解ください」というコメントを発表しました。

また、「日本野球機構や管轄保健所と連携をとり、今後に向けた準備を整えてまいります。これまで以上に感染症対策を徹底し、いっそう気を引き締めて球団運営に臨みます」としています。