都内の病院 大型連休中も感染疑われる患者の診療に追われる

新型コロナウイルスの感染が再拡大する中、東京都内の病院では、大型連休中も、感染が疑われる患者の診療や検査の対応に追われています。

東京都は医療機関に協力金を支給して、大型連休中も、新型コロナウイルスへの感染が疑われる患者の診療や検査を行う体制を維持しています。

このうち、墨田区の墨田中央病院では、連休中も毎日「発熱外来」を開いて、感染が疑われる患者の検査などに当たっています。

5月1日は13人が、4月30日は28人が発熱外来に訪れ、1か月ほど前と比べると増加傾向にあるということです。

午後5時に診療を終えたあとは2日以降の対応に向けて、スタッフたちが、いすや机などを運んで会場の準備を行っていました。

墨田中央病院の小嶋和樹事務長は「早く収束させて前のような日常に戻ってほしいという思いで対応しています。連休中にも基本的な感染対策を徹底し、体調に変化があれば早めに受診してほしい」と呼びかけていました。