中国 メーデー5連休 期間中に延べ2億人以上が旅行などで移動か

新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込んだとしている中国で、1日から、メーデーの5連休が始まりました。連休期間中には、延べ2億人以上が旅行などで移動するとみられ、中国政府は、感染拡大前のおととしの水準まで回復する見通しだとしています。

中国では、1日からメーデーの5連休が始まりました。

ことしは新型コロナウイルス対策で、2月の春節の連休に中国政府が帰省や旅行を自粛するよう呼びかけた反動で、今回の連休中は、大勢の人が国内各地を移動する見通しで、北京駅は、大きな荷物を持った人たちで混雑しました。

中国の交通運輸省は、連休中、延べ2億6500万人が交通機関を利用して移動すると予測していて、感染が拡大する前のおととしの水準まで回復する見通しだとしています。

中国政府は、感染拡大を抑え込んだとしていて、最近では、ミャンマーと国境を接する南部、雲南省の都市で局地的に感染が確認されたものの、この10日間は、外国から入国した人を除いて、感染者は報告されていません。

北京にある世界遺産の故宮は、大勢の観光客でにぎわい、杭州から訪れたという24歳の女性は「北京は初めてで、感激しています。新型コロナウイルスの影響で、旧正月は地元で過ごしましたが、今はあまり影響を感じません」と話していました。