千葉 鋸南町 道の駅に“県外客”も多く 駅長「今は我慢を」

東京都などに緊急事態宣言が出る中、千葉県南部の道の駅では、県外から訪れたとみられる客の姿も多く見られ、道の駅の駅長は「早く収束させるため今は移動を我慢してほしい」と呼びかけています。

千葉県鋸南町の道の駅「保田小学校」は、施設内に観光案内所や宿泊施設があるほか、野菜や果物など地元の特産品を販売しています。

道の駅によりますと、例年の大型連休には県外からの客は7割に上ります。

ことしは減っているということですが、1日、駐車場には県外ナンバーの車も多く止まっていました。

道の駅では、体温を測定するサーモグラフィーや消毒液を設置するなど感染対策を徹底しています。

また、ホームページ上で、野菜などの通信販売を行っていて都内など遠方に住む人に活用を呼びかけています。

4歳の子どもを連れた千葉県柏市の40代の男性は「ずっと家にいると子どももストレスがたまってしまうので、感染に気を付けたうえで立ち寄りました。途中の高速道路にも県外ナンバーが多く、みんな我慢の限界なのかなと感じます」と話していました。

道の駅の大塚克也駅長は「大型連休は書き入れ時なので、複雑な気持ちです。早く収束させるために今は移動を我慢して、ホームページで購入した野菜をステイホームで楽しんでもらいたい」と話していました。