社会

乗客1人コロナ感染確認の「飛鳥2」横浜に着岸 乗客全員が下船

乗客1人が新型コロナウイルスに感染したことが確認された国内最大のクルーズ船、「飛鳥2」は、1日横浜港に引き返し、乗客全員の下船が終わりました。運航する会社の社長は、乗船直前の乗客の検査を強化する方向で検討する考えを示しました。
クルーズ船「飛鳥2」は30日、乗客の60代の男性1人が、新型コロナウイルスに感染したことが確認されたため、青森や北海道を巡る予定だったクルーズを中止し、1日午前11時半すぎ、出港した横浜港に引き返してきました。

男性は軽症で、濃厚接触者の家族1人の陰性が確認されています。

2人は午後1時前に船を下りると、車で都内に向かいました。

自主的に隔離をするということです。

このほか、濃厚接触者や、発熱などの症状がある人はいないということで、乗客およそ300人は次々に船を下りると、タクシーやバスで家路につき、午後1時半すぎには乗客全員の下船が終わりました。

飛鳥2を運航する郵船クルーズによりますと、1週間前の検査で全員が陰性だったものの、緊急事態宣言などを受けて急きょ会社の判断で乗船時にも検査を実施し、出港後に結果が判明しました。

郵船クルーズの坂本深社長は報道陣の取材に対し、「直前の検査をどこまでできるかが課題であり、前日にホテルに泊まって頂くとか、乗船日に早く来てもらってその時の検査で陰性を確認するといった方法についても検討していきたい」と述べ、乗船直前の乗客の検査を強化する方向で検討する考えを示しました。

乗客「しかたがない」

横浜港からバスに乗り込んだ乗客たちは、横浜駅の近くに移動したあと、次々と降りてきました。

夫婦で参加した埼玉県の71歳の男性は「感染者が出てしまいがっかりしましたが、しかたがないです。ずっと部屋の中にいましたが不自由はなく、みなさん動揺することはありませんでした」と話していました。

夫婦で参加した長野県の79歳の女性は「感染者が見つかったらどうしようと思っていましたが、本当に見つかって、途中でクルーズが終わって残念です。部屋から出ることができず退屈でしたが、ウイルスが拡散する前にわかって、安心して過ごすことができました」と話していました。

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