聖火リレー 熊本市は公道の実施を中止 長崎市は一部取りやめへ

5月に、東京オリンピックの聖火リレーが行われる予定の熊本県は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、熊本市の公道でのリレーを中止すると発表しました。
また、長崎県も、長崎市の公道で行う予定だったリレーの一部を取りやめることを明らかにしました。

このうち、長崎県の中村知事は臨時の記者会見を開き、5月7日と8日に長崎県内で予定している東京オリンピックの聖火リレーの実施方法が県の実行委員会で了承されたと明らかにしました。

それによりますと、新型コロナの感染拡大を防ぐため、長崎市では当初予定していた5.1キロのコースのうち、公道でのリレーの一部、1.3キロの区間を取りやめるほか、「平和公園」での出発式や、聖火の到着を祝う「長崎水辺の森公園」での行事は観客を入れずに行うということです。

また、佐世保市ではリレーは予定どおり行いますが、「新みなと暫定広場」での行事の観客数を当初の1000人から500人に減らし、立ち見から着席する形に変更するということです。

一方、長崎県に先立って5月5日と6日に聖火リレーが行われる熊本県は、急速な感染拡大を受けて、熊本市内の公道での聖火リレーを中止すると発表しました。