プロ野球 無観客試合の補償 NPBが申請へ 緊急事態宣言の期間中

プロ野球を統括するNPB=日本野球機構は、政府が出した3回目の緊急事態宣言に伴う無観客試合の補償を申請する考えを示しました。

政府が緊急事態宣言を出して来月11日までの期間中、イベントを無観客とするよう要請したことを受け、プロ野球は対象地域での18試合を観客を入れずに開催することになり、斉藤惇コミッショナーは24日に行われた会見で「合理的な説明と経済的な補償がなければ簡単には受け入れられない」などと話しました。

こうした中、NPBの井原敦事務局長は「スポーツ庁からまだ説明を受けていないが、対象となるものは数多くあると思うので、NPBが取りまとめて提出することになると思う」と述べ、無観客試合の補償を申請する考えを示しました。

また、萩生田文部科学大臣が、スポーツイベントが中止となった場合の補助金の上限を1試合当たり1000万円から増額して2500万円を支給する方針を明らかにしたことについて、井原事務局長は「われわれは適切な補償を求めている。引き上げは大変ありがたいが、適切な補償かどうかは正式な説明を受けてから判断したい」と話しました。