飛び込み五輪予選で来日 海外チームのコーチ1人がコロナ陽性

東京オリンピックの最終予選と運営面などを確認するテスト大会を兼ねて5月1日に開幕する飛び込みのワールドカップのため来日した海外チームのコーチが空港で行った新型コロナウイルスの検査で陽性となりました。選手やチームの関係者に濃厚接触者はいないということです。

飛び込みのワールドカップは、オリンピック本番の会場となる東京 江東区の東京アクアティクスセンターで日本を含む46の国から男女合わせて225人の選手が参加し、5月1日から6日間行われる予定です。

日本水泳連盟によりますと、この大会に海外から参加するチームのコーチ1人が4月28日、空港で行った検査で新型コロナの陽性反応を示し、指定された施設で隔離されているということです。

一緒に来日した選手や関係者は機内でマスクを着用して距離をとっていて、到着時やその後の検査でも陰性だったため、濃厚接触者に認定されていないとしています。

大会の参加者は、来日の72時間前までに行ったPCR検査で陰性であることが求められているほか、空港到着時や到着の3日後、さらに大会期間中も定期的に検査を受けることになっています。

この大会は、主催する国際水泳連盟と日本側で入国後の隔離措置などをめぐって調整がつかず、当初予定されていた4月半ばの開催から2週間延期される事態になっています。