“外出自粛の呼びかけ どう行えば?” 東京都が若者に緊急調査

「外出を自粛してほしい」という呼びかけをどう行えば若い人たちに届くのか。
緊急事態宣言中の都内の繁華街で、都の職員が街ゆく若者に緊急アンケートを行いました。調査に応じた人からは「『やめてください』だけでは効かない」などといった声も聞かれました。

調査は、東京都が渋谷、原宿、新宿の3か所の繁華街で10代や20代などおよそ400組に緊急に行いました。

「外出を自粛してほしい」という呼びかけをどう行えば若い人たちに届くのか。

感染の急拡大を何としても防ぎたい都が、人出を大幅に減らす効果的な策を見つけられないかというのがねらいです。

職員たちは、外出自粛の呼びかけとして、「『あと少しだけ我慢をお願いします』と『不要不急の外出は駄目です、やめてください』とではどちらのほうが控えようと思うか?」という質問などを重ねました。

これに対して、若者からは「『やめてください』だけでは効かない」などといった声も聞かれました。
取材に応じた21歳の女子大学生は「もともと、友達と会う約束をしていたので来ました。飲食店のアルバイトもほとんどなくなり、生活できないような状況なのに『やめてください』ばかりでは『なぜなの?』と感じます」と話していました。

東京都総務局の高橋秀樹担当課長は「大型連休に入ったが人出が抑えられていない。どのようなことばなら響くのか、効果的な呼びかけを考えていきたい」と話していました。