コロナワクチン 医師らが診療時間外や休日に接種 費用上乗せへ

新型コロナウイルスのワクチン接種にあたる医師や看護師を確保するため、厚生労働省は、診療時間外や休日に接種を行った場合には、国が支払う接種費用を上乗せする方針を決めました。

新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、菅総理大臣は、高齢者向けの接種を、7月末までを念頭に終えられるように取り組む考えを示しています。

これを受けて厚生労働省は、接種にあたる医師や看護師を確保するため、診療時間外や休日に接種を行った場合には、国が全額支払う接種費用を上乗せする方針を決めました。

具体的には、1回につき2070円となっている接種費用を、平日の夜間などの診療時間外に接種した場合は2800円に、休日は4200円とします。

さらに、診療時間外や休日に集団接種の会場に医師を派遣した場合、1時間当たり7550円、看護師などの派遣には2760円を、派遣元の医療機関に支援するとしています。