“宣言”で中止催しに補助金増額へ 1公演2500万円上限 文科相

3回目の緊急事態宣言で、萩生田文部科学大臣は、文化芸術やスポーツのイベントが中止となった場合の新たな支援策として、1つの公演や試合当たり2500万円を上限として補助金を増額する方針を明らかにしました。

今回の緊急事態宣言で、萩生田文部科学大臣は、閣議のあとの記者会見で、政府が劇場やスポーツ施設でのイベントについて、原則として無観客で開催するよう要請していることを踏まえ、イベントが中止となった場合の新たな支援策を明らかにしました。

それによりますと、美術館や博物館の企画展や、演劇などのイベントが中止となった場合の補助金について、これまでは「1団体当たり」2500万円を上限に支給していたものを、「1公演当たり」に拡充するとしています。

また、スポーツイベントが中止となった場合の補助金の上限は、1試合当たり1000万円から増額し、2500万円を支給するとしていて、萩生田大臣は「文化芸術・スポーツ関係者に一層充実した支援を届けられるように取り組みたい」と述べました。