政府 インドに人工呼吸器など供与へ コロナ感染急拡大続き支援

インドで新型コロナウイルスの急激な感染拡大が続いていることから政府は、深刻な状況となっている医療体制を支援するため、緊急の措置として人工呼吸器と酸素濃縮器を、それぞれ300台供与すると発表しました。

インドでは、新型コロナウイルスの一日の新規感染者数が連日30万人を超えるなど感染が急激に拡大していて、病床や医療用酸素の不足で医療体制がひっ迫し、死者が増え続ける深刻な事態となっています。

これを受けて政府は、インドの医療体制を支援するため、緊急の措置として、人工呼吸器と酸素濃縮器をそれぞれ300台、無償で供与することを発表しました。
加藤官房長官は、記者会見で「人道的観点とインドとの友好関係に鑑み、新型コロナによる被害を受けた方々を支援すべく、緊急援助を行うこととしたものだ。インドの感染状況に応じ、今後も迅速な追加支援を検討していきたい」と述べました。