新型コロナワクチン大規模接種「大阪の会場選定急ぐ」岸防衛相

新型コロナウイルスワクチンの大規模接種について、岸防衛大臣は、5月24日の東京会場の開設に向けて、自治体と連携して準備を進めるとともに、大阪の接種会場の選定を急ぐ考えを示しました。

新型コロナウイルスのワクチン接種を加速させるため、政府は東京と大阪に大規模な接種会場を設けることにしていて、東京では、5月24日の開設に向けて設置と運営にあたる防衛省が準備を進めています。

岸防衛大臣は記者会見で「できるだけ早い時期に、まず65歳以上の高齢者の方に2回の接種を受けてもらうための準備を整えていく。接種の予約の方法などで混乱が起きないよう、自治体との情報共有もしっかり進めていきたい」と述べました。

また、大阪の接種会場について、「候補地を、いま、あたっているところだ」と述べ、早期に接種が開始できるよう会場の選定を急ぐ考えを示しました。

共産 田村政策委員長「本当に対応できるのか」

共産党の田村政策委員長は、記者会見で「大規模接種にあたる自衛隊の医師・看護師は、自衛隊の病院で現に治療を行い、新型コロナの患者を受け入れているところもあるはずだ。そうした状況で本当に接種に対応できるのか。予算委員会などで時間をとって審議しなければ、国民への説明にならない」と述べました。