パナソニック テレビ自社生産大幅縮小へ 中国TCLに生産委託へ

パナソニックは、テレビの自社生産を大幅に縮小する方針を固めました。中国の電機大手TCLと提携する方向で最終調整に入り、中小型液晶テレビの生産を委託するなど、自社生産の比率を下げ収益力を高めるねらいです。

パナソニックは韓国のLG電子などから調達した液晶パネル部品を使い、日本、東南アジア、ヨーロッパなどでテレビの生産を行っています。

しかし、韓国や中国のメーカーとの価格競争にさらされ、収益力が低下していました。

このため、パナソニックはテレビの自社生産を大幅に縮小する方針を固めました。

具体的には中国の電機大手TCLと提携する方向で最終調整に入りました。

採算がとりにくい中小型液晶テレビの生産を委託する計画です。

また、インドやベトナムでのテレビの自社生産は今年度中にも終えるなど、世界全体での生産体制を見直し、会社全体で収益力を高めるねらいです。

一方、日本国内で唯一、テレビの生産を行っている栃木県の宇都宮工場では、有機ELテレビなど高価格帯の製品を作り続けるとしています。

パナソニックのテレビ事業は長く会社の柱となる部門でしたが、巨額の投資を行ったプラズマテレビの事業は2014年に撤退に追い込まれ、テレビ向けの液晶パネルの生産も2016年に終了しています。