英政府 変異ウイルスに備え ワクチン6000万回分を追加確保

イギリス政府はことしの秋から始める新型コロナウイルスワクチンの追加の接種に合わせて、ファイザーなどが開発したワクチン6000万回分を確保したと発表し、新たな変異ウイルスへの備えを進めています。

イギリスでは新型コロナウイルスの3種類のワクチンの接種が進められていて、これまでに人口のおよそ半数が接種を1回受けています。

イギリス政府はすでに8種類、4億回分以上のワクチンを確保していますが、28日、ファイザーなどが開発したワクチンを新たに6000万回分確保したと発表しました。

ハンコック保健相は「今後の最も大きなリスクは変異ウイルスだ」として、今回の確保は新たな変異ウイルスに備えるためだとしています。

イギリス政府は感染のリスクが高い人たちを守るため、ことしの秋から追加のワクチン接種を行う計画で、今後詳細を明らかにするとしています。