高齢者ワクチン接種 医師会や看護協会に協力要請へ 菅首相

新型コロナウイルスの高齢者向けのワクチン接種について、総務省の調査で、自治体側から医師不足などを理由に「7月末までに終えることは難しい」という声が多く寄せられていることを踏まえ、菅総理大臣は30日、日本医師会や日本看護協会に協力を要請することにしています。

高齢者向けのワクチン接種について、菅総理大臣が7月末までを念頭に終えられるよう取り組む考えを示したことを受けて、総務省は、8月以降に終えるとしていた自治体を中心に、予定を早められるかどうか調査を進めています。

政府関係者によりますと、これまでに調査した自治体からは、接種を担う医師や看護師が不足していることなどを理由に「現状では、7月末までに終えることは難しい」という声が多く寄せられているということです。

これを踏まえ、菅総理大臣は30日、日本医師会や日本看護協会の代表と会い、接種に対する財政的な支援の拡充などを示したうえで、必要な接種体制の確保に向け、協力を要請することにしています。