デザイナー 中島ナオさん死去 38歳 がん治療の研究支援

進行した乳がんの治療を続けながら、がんを治せる病気にしようと、英語で「がん」の頭文字にあたる「C」の文字を消した商品を販売して、がん治療の研究を支援する活動を続けたデザイナーの中島ナオさんが亡くなりました。38歳でした。

中島ナオさんは2014年、31歳の時に乳がんが見つかり、その後がんが最も進行した状態の「ステージ4」と診断されました。

中島さんは、自身の治療の経験をもとに、抗がん剤の副作用で髪の毛が抜けた患者も患者以外の人もファッションを楽しめる帽子を製作するなど、デザインを通じて患者が抱える生きづらさを解消する活動を始めました。

また中島さんは、おととしには英語で「がん」を意味する「Cancer」の「C」を消すという意味の「deleteC」というNPOを設立しました。

NPOでは企業や団体と協力して、それぞれのブランド名のロゴから「C」の文字を消した商品を販売し、売り上げの一部を優れたがん治療の研究に寄付するという活動を進め、がんを治せる病気にしようという患者自身による新たな活動としてSNSなどでも広がって注目を集めました。

NPOによりますと、中島さんはNPOやデザイナーの活動を続けてきましたが、今月20日、神奈川県内の自宅で亡くなったということです。