ヤマトHD決算 最終利益が前年度の2.5倍 ”巣ごもり消費”伸び

宅配大手のヤマトホールディングスは、新型コロナウイルスの影響によるいわゆる”巣ごもり消費”でネット通販の宅配便が増えたことから、昨年度の決算で最終利益が前の年度の2.5倍にあたる567億円となりました。

ヤマトホールディグスの発表によりますと、先月までの1年間のグループ全体の決算は、
▼売り上げは前の年度よりも4%増えて1兆6958億円、
▼最終利益が2.5倍の567億円となりました。

これは、新型コロナウイルスの影響で外出を控える人たちが自宅で使う商品を購入する”巣ごもり消費”が伸びて、ネット通販の宅配便が増えたことが主な要因です。

昨年度1年間で取り扱った荷物は20億個を超えてこれまでで最も多くなりました。

会社は、今後もネット通販の拡大で宅配便の取り扱いは増えるとみていて、ドライバーの負担の軽減のため、駅やコンビニなどで荷物を受け取れる宅配ロッカーの設置などを進めるとしています。

また、日本通運もネット通販の増加などで昨年度のグループ全体の決算で最終利益が561億円と前の年度の3.2倍に増えました。