JR東日本 昭和62年の民営化後初の最終赤字決算 5779億円の赤字

JR東日本の先月までの1年間のグループ全体の決算は、最終的な損益が5779億円の赤字でした。

新型コロナの影響で鉄道やバスの収入が大幅に落ち込むなどしたためで、昭和62年の旧国鉄の民営化後初めて通期の決算で最終赤字となりました。

JR東日本が28日発表した先月までの昨年度1年間のグループ全体の決算は、▼売り上げが前の年度より40.1%減って1兆7645億円、
▼最終的な損益は5779億円の赤字でした。

通期の決算で最終赤字となるのは昭和62年の旧国鉄の民営化後、初めてです。

新型コロナウイルスの影響で鉄道やバスなどの収入が前の年度のおよそ半分に落ち込んだことや、駅ビルの商業施設やホテルの売り上げも大きく減ったことが主な要因です。

厳しい業績をうけて、会社では、
▼新たに不動産投資のファンドを設立し、保有するビルの売却や不動産の運用を行って新たな収益源とするほか、
▼安全に支障のない範囲で設備投資を先送りするなどして今年度で700億円程度の経費を削減する計画です。

この結果、来年3月までの今年度1年間の業績予想は、360億円の黒字を確保するとしています。

記者会見した赤石良治常務は、「新型コロナの影響で日本経済全体で移動が制限され事業の根本が崩れている厳しい状況だ。不動産ファンドの設立などで新たな収益基盤を作りたい」と述べました。