キャンプ用品 誤った使い方で火災やCO中毒のおそれ 注意を

新型コロナウイルスの感染拡大の中で、密を避けられるレジャーとしてキャンプの人気が高まっていますが、キャンプ用品の誤った使い方によって火災や一酸化炭素中毒のおそれがあるとして、NITE=製品評価技術基盤機構が、連休を前に注意を呼びかけています。

NITEは、誤った使い方によるキャンプ用品の事故について動画などを公開し、注意を呼びかけています。

このうち、カートリッジガスこんろについての動画では、ガスボンベとの接続部分に汚れが付いたまま使ったために、ガスが漏れて引火し、周辺に大きな炎があがる様子が再現されています。

大やけどを負ったケースなども報告されているということで、カートリッジガスこんろなどを使う場合は、接続部分に汚れや傷がないか事前に確認し、接続後もガスが漏れ出す音や臭いなど異常がないか複数の方法で調べることが重要だとしています。

また、たき火などによる一酸化炭素中毒の危険性についても呼びかけています。

実験の動画では、定員4人ほどの広さのテントの中で暖をとるために炭を燃やすと、およそ9分で一酸化炭素の濃度が頭痛や耳鳴りを引き起こすおそれがある危険な濃度に達したことが紹介されています。

NITEは、風通しの悪い場所では燃料を燃やす機器は絶対に使わないこと、屋外でもテントの近くで使う場合は、テント内に一酸化炭素が滞留するおそれがあるため、異変を感じたらすぐに換気することなど注意を呼びかけています。