「“第4波“ではクラスター発生場所 多様化」厚労省専門家会合

27日開かれた厚生労働省の専門家会合では、新型コロナウイルスのクラスターの発生状況について、最新の解析が示され、感染の第4波ではクラスターが発生している場所が多様化していることが報告されました。

27日開かれた厚生労働省の専門家会合では、家庭内での感染を除く5人以上のクラスターについて、委員から今月23日までの状況の解析が示されました。

それによりますと、月別の発生件数は、感染の第3波で2度目の緊急事態宣言が出たことし1月に961件で過去最多となり、翌月には388件に減りましたが、3月からは428件と再び増加に転じ、今月は23日までに463件が確認されているということです。

内訳を見てみますと、高齢者福祉施設と医療機関でのクラスターは、第3波のピークとなったことし1月はおよそ56%、2月もおよそ60%と最も多くなっていましたが、3月はおよそ37%、4月は23日までの集計でおよそ30%と、割合が減る傾向になっています。

一方、職場でのクラスターはことし1月はおよそ11%でしたが、2月はおよそ13%、3月はおよそ18%、4月は23日までの集計でおよそ21%と割合が増える傾向となっています。

また児童福祉施設と学校・教育施設については、ことし1月と2月はいずれもおよそ13%、3月はおよそ17%、4月は23日までの集計で、およそ19%とこちらも割合が増えています。

また学校に関連したクラスターの発生原因について調べると、多くが詳細が不明でしたが、大学についてはおよそ44%が、高校ではおよそ22%が部活やクラブ、サークルなどでの発生だったということです。

専門家会合では、全国的に20代から30代を中心とした行動が活発な世代での感染拡大の傾向がみられ、クラスターが多様化しているとして、クラスターが発生しやすい場での対策の徹底が必要だとしています。