太陽光発電などの電力 蓄電池で有効活用へ 三菱商事 NTT 九電

三菱商事とNTT、九州電力の3社が太陽光などによる電力を蓄電池にためて有効活用する事業を進めることで合意しました。2050年の脱炭素社会の実現に向けて、再生可能エネルギーを最大限導入することが求められるなか、太陽光発電の拡大につながる取り組みで、大手企業が連携することになりました。

関係者によりますと、三菱商事とNTTそれに九州電力の3社は、太陽光などで発電し余った電力を有効活用する事業を共同で進めることで合意しました。

具体的には、九州電力管内の太陽光発電などによる電力を、三菱商事のグループで九州に1000店舗以上を持つローソンやNTTの電話局などに設置した蓄電池にため、一元的に管理するシステムをつくります。

そして、蓄電池にためた電力を、必要に応じて企業や家庭に供給したり、電気自動車の充電サービスに利用したりします。

九州は日照条件がよく、太陽光で発電した電力が増えすぎた場合に一時的に発電を止める「出力制御」が行われ、新たに発電施設をつくるのが難しくなっていますが、蓄電池にためて活用する仕組みができれば、太陽光発電のさらなる拡大につながることになります。

2050年の脱炭素社会の実現に向け再生可能エネルギーを最大限導入することが求められる中、3社では協力して太陽光発電などの普及を後押しするとともに、新たなビジネスを掘り起こしたいねらいもあるとみられます。