小惑星リュウグウのサンプル “有機物含む可能性高い”

日本の探査機「はやぶさ2」が採取した小惑星「リュウグウ」のサンプルについて、JAXA=宇宙航空研究開発機構が簡易的な分析を行い、有機物が含まれている可能性が高いことを示すデータが得られたと公表しました。

去年12月に帰還した日本の探査機「はやぶさ2」のカプセルの中にあった小惑星「リュウグウ」の砂や小石のサンプルは、本格的な分析が行われるのを前に、神奈川県相模原市にあるJAXA宇宙科学研究所で簡易的な分析が行われてきました。

JAXAはオンラインで会見を開き、赤外線を照射して砂に含まれる成分を調べたところ、有機物が存在する時に特徴的に現れるデータが得られたことを明らかにしました。

「はやぶさ2」が「リュウグウ」を観測した時にも同じ傾向のデータが得られていて、有機物が含まれている可能性が高いことを示すデータだとしています。

また、鉱物の中に取り込まれた水の反応もあり、リュウグウには過去に水が存在した可能性があるとしています。

JAXA地球外物質研究グループの臼井寛裕グループ長は「サンプルが手元にあり、分析ができることに興奮しています」と話していました。

会見の中では、飛行を続けている「はやぶさ2」について、カメラの1つが使えなくなったことが公表され、プロジェクトチームは、設計上の寿命をすぎて運用を続けているため起こり得ることだとしています。