スイス金融大手UBSが約830億円の損失計上 米投資会社関連か

スイスの金融大手UBSは、先月までの3か月間の決算で、特定の顧客との取り引きに関連しておよそ830億円の損失を計上したと明らかにしました。
アメリカの投資会社「アルケゴス」関連とみられ、この問題での世界の金融機関の損失は1兆円規模に膨らんでいます。

UBSは27日、先月までの3か月間の決算を発表し、アメリカの特定の顧客との取り引きをめぐって7億7400万ドル、日本円でおよそ830億円の損失を計上したことを明らかにしました。

アメリカの投資会社「アルケゴス・キャピタル・マネジメント」との取り引きとみられ、会社は「極めて深刻に受け止めており、リスク管理体制の検証と見直しを進めている」としています。

「アルケゴス」は、運用の悪化で求められた追加の証拠金の支払いに応じられず、取引先の大手金融機関に多額の損失が出る事態になりました。

日本の野村ホールディングスは、ことし3月期の決算での損失額が2457億円にのぼったほか、クレディ・スイスも日本円でおよそ5100億円の損失を被っていて、いずれも、追加の損失が出るとしています。

このほか、アメリカのモルガン・スタンレーなども含めると、この問題での世界の金融機関の損失は1兆円規模に膨らんでいます。