中南米 アフリカ ワクチン接種推進へ緊急無償資金協力約42億円

政府は途上国などでのワクチン接種を進めるため、中南米とアフリカの31か国を対象に、およそ42億円の緊急無償資金協力を行うことを決めました。

新型コロナウイルス対策で、政府は、途上国などでのワクチン接種を進めるため「コールドチェーン」と呼ばれる低温での輸送網の整備を支援していて、先に東南アジアなどの25か国に対し、およそ45億円の緊急無償資金協力を行うことを決めています。

これに続いて政府は、中南米とアフリカの31か国を対象に、およそ42億円の緊急無償資金協力を行うことを決めました。

今後、ユニセフ=国連児童基金を通じて、ワクチンの保冷設備や運搬車両などの供与に充てるということです。

茂木外務大臣は、閣議のあとの記者会見で「日本の強みをいかし、スピード感をもって対応していきたい」と述べました。