首都圏の鉄道各社 大型連休合間の平日 通勤時間帯に減便と発表

首都圏の鉄道各社は、緊急事態宣言に伴って大型連休の合間の平日の通勤時間帯について、運行本数を減らすと発表しました。

今回の減便は駅に掲示された時刻表や検索アプリには反映されないことがあり、鉄道各社はホームページで確認するよう呼びかけています。

緊急事態宣言に伴って運行本数を減らすのは、JR東日本や東京メトロなど首都圏の主な鉄道会社9社です。

各社によりますとほとんどが大型連休の合間の平日の今月30日と来月6日、7日の主に朝の通勤時間帯で、減便は路線の多いJR東日本で一日当たりおよそ100本、東京メトロで28本、そのほかの各社は数本程度だということです。

各社とも東京都からの要請にないとして、終電の繰り上げはしないとしています。

JR東日本

このうちJR東日本は、▽山手線、▽京浜東北線、▽中央線の快速電車、▽中央・総武線の各駅停車、▽常磐快速線、▽京葉線、▽青梅線の7つの路線で、朝の6時台から10時台にかけて88本を運休して、通常の8割程度とし、午後3時台から9時台にも13本運休するということです。

東京メトロ

また東京メトロは、▽丸ノ内線、▽銀座線、▽南北線、▽東西線の4つの路線で、朝の7時台から9時台にかけて28本を運休します。

都営地下鉄

都営地下鉄は、▽大江戸線が午前7時台から9時台までのラッシュ時間帯で、運行本数を1割から2割程度減らします。

▽浅草線、▽三田線、▽新宿線は通常どおりです。

東武鉄道

東武鉄道は、スカイツリーライン、日光線、東上線で午前5時台から9時台に上りと下り合わせて10本を運休または一部区間の運休とします。

西武鉄道

西武鉄道は、池袋線、新宿線、拝島線で午前7時台から8時台に上りと下り合わせて9本を運休または一部区間の運休とします。

京成電鉄

京成電鉄は、京成上野駅と京成高砂駅の間で平日は、9時台の上りと下りの2本を運休するほか、土日と祝日は、8時台の上りを運休、9時台の下りを一部区間の運休とします。

今月29日から来月9日までが対象。

京王電鉄

京王電鉄は、京王線と井の頭線で午前7時台から9時台に上りと下りで合わせて6本を運休します。

小田急電鉄

小田急電鉄は、成城学園前駅から代々木上原駅までの区間で、午前8時台から9時台に上りの準急列車5本を運休します。

東急電鉄

東急電鉄は、池上線と世田谷線で午前6時から10時台に上りと下り合わせて14本を運休します。

京急電鉄

京急電鉄は、午前8時台の京急本線から久里浜線に至る快特列車3本について、品川駅と金沢文庫駅の間の運転を取りやめるほか、1日と8日の土曜日の一部列車で12両編成を8両編成にします。

都電荒川線

都電荒川線は、土曜日のダイヤに変更し、朝を中心に運行本数を2割から3割程度減らします。

日暮里・舎人ライナー

日暮里・舎人ライナーは、土曜・休日ダイヤに変更し、運行本数を2割程度減らします。

都営バス

都営バスは土曜・休日や臨時のダイヤに変更し、運行本数を2割から3割程度減らします。

午後11時以降の深夜バスはすべて運休します。

東急バス

東急バスは、渋谷駅や目黒駅などから出る3つの路線で、大型連休の合間の平日の今月30日と来月6日、7日で、午後10時台をそれぞれ1本ずつ減らします。

京浜急行バス

京浜急行バスは、大井町駅や大森駅、蒲田駅などから出る6つの路線で29日から当面、土日祝日を全便運休にしたり、最終便を繰り上げたり夜の便を減らすなどします。

立川バス

立川バスは、立川駅と国立駅などから出る3つの路線で、29日から来月9日まで、午後11時台や午前0時台の最終便や一部の便を減らします。
このほかのバス会社でも、大学がオンライン授業になったことや公園などの施設が休みになった影響で、運休する路線もあります。

多摩都市モノレール・ゆりかもめ・りんかい線

多摩都市モノレール、ゆりかもめ、東京臨海高速鉄道のりんかい線も、土曜・休日のダイヤに変更するなどして運行本数を減らします。