コロナワクチン接種予約 高齢者を「お助け隊」が支援 神戸

新型コロナウイルスのワクチン接種の予約をめぐり、スマホの扱いや電話が苦手な高齢者を支援するため、神戸市は「お助け隊」と呼ばれるアルバイトを区役所などに配置しました。

神戸市では来月10日から、75歳以上のおよそ24万人を対象に新型コロナのワクチン接種を本格的に始めます。

予約は専用のウェブサイトやコールセンターで行っていますが、パソコンを持っていない人や、スマホの扱いや電話が苦手な高齢者を支援するため、区役所や図書館など16か所に「お助け隊」と呼ばれる大学生を中心としたアルバイトおよそ100人を配置しました。

このうち垂水区役所には朝から高齢者が次々と訪れ、「お助け隊」のメンバーが希望する日時や接種場所を聞き取り、タブレットに入力して予約を取っていました。

訪れた女性の1人は「予約のしかたが分からなくて困っていましたが、無事にできて安心しました」と話していました。

この区役所では27日、300人分の整理券を2時間で配り終え、お助け隊が支援に当たったということです。

神戸市ワクチン接種対策室の幸福新祐担当係長は「感染者が急増しているので、ワクチン接種が少しでも早く終わるよう全力を尽くしていきます」と話していました。