緊急事態宣言 繁華街の夜の人出 東京と関西で減少率に違い

東京など4都府県に3回目の緊急事態宣言が出て初めての平日の夜となった26日夜、各地の繁華街の人出をビッグデータを使って分析したところ、各地で先週より10%以上減少していました。

一方で、前回の宣言の時と比べると東京では関西のような減少はなく、東西で差が見られました。

NHKは、NTTドコモが携帯電話の基地局からプライバシーを保護した形で集めたビッグデータを使って、3回目の緊急事態宣言が出された4都府県の繁華街について、昨夜9時台の人の数を分析し、過去のデータと比較しました。

【先週 月曜日との比較】

このうち先週の月曜日(19日)の夜との比較ではいずれの地点でも減少していました。

▽渋谷駅付近が18%、
▽新宿 歌舞伎町付近が14%、
▽京都市の四条河原町付近が19%、
▽大阪市の心斎橋付近と神戸市の三宮付近が12%の減少となりました。

【以前の緊急事態宣言との比較】

分析では去年4月とことし1月に2回にわたって出された以前の緊急事態宣言との比較も行い、過去の宣言期間中の祝日を除く月曜夜の平均と比べました。

その結果、1回目と比べるといずれの地点でも増加していましたが、2回目との比較では関西では減ったものの東京では大きな減少はなく、東西で差が見られました。

【渋谷駅付近】

東京の渋谷駅付近は1回目の宣言の時と比べておよそ2.2倍にあたる124%の増加となり、2回目と比べると2%増加しました。

【新宿 歌舞伎町付近】

新宿 歌舞伎町付近は1回目と比べると50%の増加、2回目と比べると2%の減少となりました。

【大阪 心斎橋付近】

大阪市の心斎橋付近は1回目より23%増加、2回目より12%減少。

【京都 四条河原町付近】

京都市の四条河原町付近は1回目より18%増加、2回目より9%減少。

【神戸 三宮付近】

神戸市の三宮付近は1回目より14%増加、2回目より11%減少となりました。