新500円硬貨 11月めどに発行へ 政府

政府は新型コロナウイルスの影響で発行を延期するとしていた、新しい500円硬貨について、ATM=現金自動預け払い機などの改修作業が進んでいるとして、ことし11月をめどに発行を始めることを明らかにしました。

政府は偽造の防止を目的に素材などを変えた新しい500円硬貨を、ことしの9月末までをめどに発行する計画でしたが、新型コロナウイルスの影響で、硬貨を使う機器の改修作業が遅れているとして、ことし1月、発行の延期を発表しました。

これについて政府は27日、ATMや駅の券売機などで、新しい500円硬貨を認識できるようにするためのプログラムの改修作業が進んでいるとして、ことし11月をめどに発行を始めることを明らかにしました。

財務省によりますと、今の500円硬貨は、およそ50億枚流通しているということで、新しい硬貨が発行されたあとも引き続き使用できるとしています。