プロ野球 きょうから無観客で試合開催 緊急事態宣言の対象地域

プロ野球は、緊急事態宣言が出たことを受け、27日から対象地域での試合を無観客で開催します。

政府が東京、大阪、兵庫、京都の4都府県で緊急事態宣言を出して、5月11日までの期間中、イベントを無観客とするよう要請したことを受け、プロ野球は27日から対象地域で予定している18試合を観客を入れずに開催します。

セ・リーグは、巨人が東京ドームで行う4試合、ヤクルトが神宮球場で行う4試合、阪神が甲子園球場で行う4試合の合わせて12試合が無観客となります。

そしてパ・リーグは、オリックスが京セラドーム大阪で行う5試合、日本ハムが東京ドームで行う1試合の合わせて6試合です。

27日は、ナイトゲーム6試合のうち、神宮球場で行われるヤクルト対巨人と、京セラドーム大阪で行われるオリックス対楽天の2試合が無観客での開催となります。

無観客で公式戦が開催されるのは昨シーズンの開幕当初以来で、ここまで観客を制限して試合を行ってきた各球団は、経営にさらなる打撃を受けることになります。

一方、セ・パ両リーグで調整した結果、当初、宣言期間中に予定していた6試合は、無観客を避けるため期間終了後に延期されました。

対象地域以外では、楽天、西武、ロッテ、DeNA、中日の5球団は本拠地を置く県に「まん延防止等重点措置」が適用されているため、観客を5000人までとするか、すでに5000人以上のチケットが売れている試合は販売を打ち切るなどの対応をとっています。

また日本ハム、広島、ソフトバンクの3球団は、引き続き本拠地では収容人数の半分程度を上限に開催します。