大手レストランチェーン 1年で678店舗減少 3度目 宣言で加速も

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、民間の調査会社が大手レストランチェーン11社の店舗数を調べたところ、この1年間に全国で670余りの店舗が減ったことがわかりました。

信用調査会社の東京商工リサーチは、売上高が200億円以上ある、ファミリーレストランなどの大手レストランチェーン11社について、この1年間の店舗数の変化を調べました。

それによりますと、11社が展開する店舗の数は合わせて8437店で、1年間で678店、率にして7%余り減少したということです。

なかには20%以上、減少したレストランチェーンもあり、新型コロナウイルスの影響で家族連れや若者を中心に客足が遠のいたことで、不採算の店舗を閉じる動きが広がったと見られるということです。

東京商工リサーチの二木章吉さんは「店舗の維持にはコストがかかることから、3度目の緊急事態宣言で不採算店舗を中心に閉店が加速するおそれがある。アルバイトなど雇用にも影響が広がりそうだ」と話しています。