多趣味な高齢者ほど死亡リスク低下“誰か誘って手軽なことを”

趣味が多い高齢者ほど死亡のリスクが低くなるという調査結果を、東京医科歯科大学などの研究グループが発表しました。特に体を動かす趣味や誰かと一緒に行う趣味で死亡のリスクが低くなるとしていて、研究グループは、「誰かを誘って散歩をするなど手軽にできることから始めてほしい」と呼びかけています。

東京医科歯科大学などの研究グループは、愛知県や千葉県などの高齢者4万8000人余りを対象に、どんな趣味を持っているか25の項目から複数回答してもらった結果をもとに、2010年から6年間にわたって追跡調査して分析しました。

その結果、年齢や性別、基礎疾患などの影響を調整した「死亡リスク」は、趣味が0個と答えた人と比べて、趣味が2個と答えた人では10%、趣味が5個と答えた人では31%低くなるなど、趣味の数が多い人ほど死亡のリスクが低い結果になったとしています。

また趣味のタイプ別にみると「死亡リスク」は、趣味が0個と答えた人と比べて、散歩・ジョギングなど、「体を動かす趣味」が1個と答えた人では9%、囲碁・将棋、ゲートボールなど「誰かと一緒に行う趣味」が1個と答えた人では13%、それぞれ低い結果になりました。

この結果について東京医科歯科大学の藤原武男教授は「多様な趣味があると、いろいろな人と出会い、さまざまな刺激が脳に入ってくる、その影響もあると推測しています。誰かを誘って散歩をするなど手軽にできることから始めてほしい」と呼びかけています。