聖火リレー 世界最高齢 118歳女性がランナー辞退の意向

来月、福岡県で行われる東京オリンピックの聖火リレーで、ギネス世界記録で世界最高齢に認定されている福岡市の118歳、田中カ子さんがランナーを辞退する意向であることが分かりました。

“感染リスク 避けられない”

ことし1月に誕生日を迎えて118歳になった田中カ子さんは、福岡県内で来月11日から2日間行われる聖火リレーでランナーを務める予定でした。

田中さんをランナーに推薦した大会のスポンサーによりますと、26日までに田中さん側から辞退する意向が伝えられたということです。

このスポンサーによりますと、田中さん側は新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない中、ランナーを務めると本人や、入所している施設への感染リスクを避けられないことなどを辞退の理由としているということです。

去年3月、入居する高齢者福祉施設のスタッフから聖火リレーの延期を伝えられた際に撮影された動画で、田中さんは、聖火ランナーの決定通知書を手にしながら「エイエイオー」と声をあげ、ランナーを務めることを楽しみにしている様子でした。