ロシア 北方領土3島とサハリン結ぶ貨客船 新たに就航へ

ロシアは、サハリン州と北方領土を結ぶ貨客船を新たに就航させることにし、人やモノの行き来を活発化させることで、北方領土でのロシア人の定着を図るねらいがあるとみられます。

この貨客船は「ネベリスコイ」という船名で、ロシア西部の造船所から26日にサハリン州南部のコルサコフ港に到着しました。

北方領土を事実上管轄するサハリン州によりますと、貨客船は、個室も備えた146人乗りで、貨物や自動車も運ぶことができ、今後、コルサコフ港と北方領土の択捉島や国後島、それに色丹島の3つの島を結ぶということです。

これまで、コルサコフ港から北方領土の島々へは、1991年に建造された船が1隻運航されてきましたが、サハリン州は、今回の新たな貨客船に加えて、ことし8月末には、さらに1隻就航させる方針です。

こうした動きについて、サハリン州のリマレンコ知事は「とてもいい兆候です。生活用品や食料品も運ばれるので、商品の価格が均一化されます」と話しています。

ロシア側としては、船舶での人やモノの行き来を活発化させることで、北方領土での生活環境を改善し、ロシア人の定着を図るねらいがあるとみられます。