大型連休 帰省できない学生に食料支援 北海道の東京農大

北海道網走市にキャンパスがある東京農業大学は、大型連休の期間中、帰省できずに自宅に残る学生たちに食料を配りました。

網走市にある東京農業大学北海道オホーツクキャンパスはおよそ1500人の学生の6割が緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が出ている都府県の出身です。
大型連休の期間中、多くの学生が帰省できずに自宅に残るとみられるため、大学は、OBからの寄付を受けた米やレトルト食品などが入ったおよそ450人分の袋を学生たちに配りました。

学生たちは「ありがとうございます」と言いながら次々に受け取り、およそ1時間ですべての配布が終了しました。

神奈川県出身の1年生の女性は「コロナの影響でバイトの人数が制限されているので食料支援はとても助かります」と話していました。

また大学は、大型連休中に帰省せざるをえない学生が新型コロナウイルスの検査を受けた場合、その費用を全額負担するとしています。

岡山県出身の2年生の女性は「大学が検査を補助するのは帰省した人も心配が減るのでいいと思います。去年はオンラインで友達も作りにくかったので対面授業を続けてほしいです」と話していました。

東京農業大学生物産業学部の吉田穂積学部長は「安心安全な大学を作る支援を続けたい。対面での授業や実習を続け、学生の生活を楽しいものにしていきたい」と話していました。