外食チェーン3月の売上 13か月連続 前年下回る

全国の主な外食チェーンの先月の売り上げは、2度目の緊急事態宣言の影響で、去年の同じ月と比べて2.9%減少し、13か月連続で前の年を下回りました。新型コロナウイルスの影響がなかったおととし3月との比較では19.6%と大幅な減少となっています。

日本フードサービス協会によりますと、全国の主な外食チェーンの先月の売り上げは去年の同じ月と比べて2.9%減少しました。

売り上げが前の年を下回るのは、去年3月以降、13か月連続で、先月21日まで首都圏の1都3県で2回目の緊急事態宣言が続いていたことが響きました。

また、新型コロナウイルスの影響がなかったおととし3月と比べると19.6%と大幅な落ち込みとなっています。

業態別ではテイクアウトなどの需要が伸びたファストフードが3.9%のプラスと去年を上回る水準に回復する一方、夜間営業が中心のパブ・居酒屋は去年よりも39.7%減少し、おととしと比べると67.9%も落ち込む厳しい状況となっています。

日本フードサービス協会は「3度目の緊急事態宣言では、酒を提供できずに利益を大きく失う店も出てくる。大型連休のあとも厳しい状況が続くだろう」と話しています。