「24時間体制で」ワクチン 秋までに希望者全員接種へ提言 自民

新型コロナウイルスのワクチンをめぐり自民党は、ことし秋までに希望する国民全員への接種の完了を念頭に、24時間体制で接種できる環境を整備するなど、あらゆる手段を尽くすよう求める提言をまとめました。

新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、自民党の作業チームは26日に会合を開き、ことし2月に続き2回目となる政府への提言をまとめました。

この中ではことし9月までに国内で必要なワクチンの供給を受けるめどが立ったことを受けて、ことし秋までに希望する16歳以上の国民全員への接種の完了を念頭に、一刻も早く体制を構築すべきだとしています。

そして今は離職している医療従事者に参加を募るなどして24時間体制で接種できる環境を整備することや、集団接種に加えて病院や診療所での個別接種をフル稼働させることなど、あらゆる手段を尽くすよう求めています。

また国産ワクチンの開発に向けて、大学や企業が共同で研究開発にあたる拠点を整備し、基金を創設して長期的な支援を行うことも求めています。

作業チームでは近く、この提言をワクチン接種を担当する河野規制改革担当大臣らに申し入れることにしています。